教えて事業所捜査隊!! 第8回 「ふと考えてみる 介護について 私たちの未来を」

第8回 「ふと考えてみる 介護について 私たちの未来を」

今月の捜査対象:有限会社みらい介護サービス(古賀 智宏 氏)

 

こんにちは、事業所捜査隊員の大橋です。 暑さ寒さも彼岸まで、ということで今年の暑かった日々にも涼しさが見え隠れし始めました。 皆さんいかがお過ごしでしょうか。 寒暖の差で風邪などひきませぬようご用心下さい。

さて、当企画では柳川YEG会員の事業所を立入捜査の上、その実態を明らかにする事を目的としております。 なぜなら、私たちは同じ柳川YEGに所属しておりながら、お互いの生業をよく知らないのではないか。 その疑念を払拭することこそ我々捜査隊の責務と信じて疑わないのであります。

では、当企画第8回目の捜査対象者は『有限会社みらい介護サービス』の古賀智宏君です。 みらい介護サービスは西鉄柳川駅西口から西へ100mほどの超便利な立地に店舗を構える介護用品店で、事業内容としては福祉用具のレンタルや販売、要介護者向けの住宅リフォームです。 何やら写真に写っている人たちが寒そうな格好をしていますが、いずれかの人物の遅筆によるものとご想像頂ければ良いかと存じます。 どうか、どうか寛大なお気持ちでご拝読頂ければ幸いです。
さっそく事業の説明ですが、みらい介護サービスは平成13年に設立され、現在のこの場所に店を構えられたのは平成24年とのことです。 そして古賀智宏君は現在入社7年目ということです もともと智宏君の御実家は祖父の代から続く材木店で、現在も柳川市大和町豊原に店を構える古賀材木店として、智宏君の兄が社長をしておられます。 事業内容にあった要介護者向けの住宅フォームなどは実家の材木店との共同作業としては一石二鳥ですね。 ところで、みらい介護サービスの売上げの多くは個人のお客様への福祉用具のレンタルが占めているそうで、在宅介護のお客様が良くご利用されているようです。 営業圏としては柳川市を中心として主に筑後南部を範囲として営業されているとのことです。 地元に根差して日々業務に励んでいるとのことで、たしかに市内でみらい介護サービスの車を良く見かけます。 (1階店内) (1階店内) (2階展示室) この日はビル2階の展示室にてお話を聞かせて頂きました。 ちなみに1階は売場と事務所スペースです。展示室には車イスや介護用ベッドなどの介護用品を実際に試用することが出来ます。 この介護ベッドなどは約30万円だそうですが、1カ月のレンタル料およそ1万円に対して、要介護利用者の負担はおよそ1千円だそうです。そう考えるとかなりコスパは良いです。 ちなみにこの介護ベッドですが、今福隊員が絶賛してました。ことのほかマットが気に入ったそうです。 (今福) 「このマット欲しか~。このマットまじ良か!マー君寝てん、マジで良かけん、このマット!」 …気に入りすぎです。 でも、先輩に勧められたので寝てみないわけにはいきません。 大橋「…ほんなコツですね。」 ところで、このような在宅用の介護ベッドは基本的に幾つかのパーツにバラして運ぶことが出来るそうで、それぞれのパーツは一人で運搬できるように作っていあるとのこと。 ちなみに運搬から組立まで智宏君が一人で作業することもあるそうです。しかも軽バンにベッドは2台分積めるそうです。 その他、歩行用の介護器具や浴室用の介護器具など2階の展示室で様々な介護器具を実際に使用させて頂きました。 たしかに、これだけの器具を在宅介護のために全て揃えるとなるとかなりの費用です。 しかも維持費もかかります。 そのために在宅介護のお客様のほとんどが介護保険を利用されるのです。 介護保険を利用するためには要介護認定を受けて必要な手続きや申請を行います。 そうすることで介護保険から自治体を通して補助を受けることができ、お客様は実質1~2割の費用負担で介護用品の購入・レンタル等の介護サービスを受けることができるのです。 この介護サービスと、その介護保険の利用については、「ケアマネージャー(介護支援専門員)」による「ケアプラン(介護サービスの給付計画)」に則って行う必要があり、このケアプランが無いと介護保険は利用できません。 現在、国としては介護の方針をなるべく在宅介護を行うようにシフトチェンジしているそうで、今後の介護事業の在り方もそれに順応していかなければならないのでしょう。 また、これまでは介護費用の利用者負担は一律1割とし、残り9割は介護保険として公共の財源で賄われていましたが、要介護人口が今後しばらくは増える傾向にある中、比例して国の介護費支出増に合わせて、平成27年8月以降は所得に応じて2割まで利用者の負担が増えました。 この利用者負担増額の流れは現在も検討されているとのことで、今後3割負担も近い将来あり得るそうです。 これから団塊の世代と呼ばれる我々の父母が介護を必要とする時には現在とは違った介護環境が必要となるのかもしれません。 ところで、古賀智宏君は今年8月吉日を以て、みらい介護サービスの代表取締役に就任されました。 智宏君おめでとうございます。 これからは日頃の業務に加えて経営面での重責もその双肩にかかってきますし、今後の介護事業を見据えて考慮することも増えるでしょう。 私も同じ世代の経営者として智宏君に熱いエールを贈りたいと思います。 いや~智くん、さっそく就任祝いばせやんですね! しかしながら今度は足元がしっかりしているうちに帰りたいもんですな。 え? ...とくに他意はないですけど...。 事業所情報:有限会社みらい介護サービス 住所 福岡県柳川市三橋町下百町24-2昭和ビル1・2階 電話 0944-75-5011 FAX 0944-75-5012

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